2015年8月14日金曜日

About the security content of iOS 8.4.1

About the security content of iOS 8.4.1
https://support.apple.com/ja-jp/HT205030

上記 URL の iOS のセキュリティアップデートの翻訳

1) AppleFileConduit

 afc のシンボリックリンク機構に欠陥が存在することが原因で、悪意のある afc コマンドがファイルシステムの保護された部分にアクセスすることを許す脆弱性。(CVE-2015-5746)

2) Air Traffic

 asset の取り扱いにパスの横断を許す欠陥が存在することが原因で、AirTraffic がファイルシステムの保護された部分にアクセスすることを許す脆弱性。(CVE-2015-5766)

3) Backup

 シンボリックリンクのパス検証処理に欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションがディスクの保護された領域にシンボリックリンクを作成することができる脆弱性。(CVE-2015-5752)

4) bootp

 Wi-Fi ネットワークに接続中に iOS が DNAv4 プロトコルを経由して以前にアクセスしたネットワークのブロードキャスト MAC アドレスを保持していることが原因で、悪意のある Wi-Fi ネットワークが装置が以前にアクセスしたネットワークを特定できる脆弱性。(CVE-2015-3778)

5) Certificate UI

 ある状況下で装置がロック状態にある間に証明書信頼ダイアログを示すことが原因で、ネットワークの特権を持つ攻撃者がロック画面から信頼されていない証明書を受けつける脆弱性。(CVE-2015-3756)

6) CloudKit

 ユーザがサインアウトした時に CloudKit に不一致な状態が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションが以前にサインインしたユーザの iCould のユーザ記録にアクセスできる脆弱性。(CVE-2015-3782)

7) CFPreferences

 サードパーティアプリのサンドボックスに欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションが他のアプリケーションの管理された優先権を読み込むことができる脆弱性。(CVE-2015-3793)

8) Code Signing

 特別に細工された実行ファイルにあるサインされたコードにサインされてないコードを追加することを許す欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションがサインされていないコードを実行できる脆弱性。(CVE-2015-3806)

9) Code Signing

 多重階層実行ファイルにあるサインされていないコードの実行を許可するかを評価する方法に欠陥が存在することが原因で、細工された実行ファイルがサインされていない悪意のあるコードの実行を許す脆弱性。(CVE-2015-3803)

10) Code Signing

 Mach-O ファイルの取り扱いに検証に関する欠陥が存在することが原因で、ローカルのユーザがサインされていないコードを実行できる脆弱性。(CVE-2015-3802, CVE-2015-3805)

11) CoreMedia Playback

 CoreMedia Plaback にメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のある動画ファイルを閲覧することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-5777, CVE-2015-5778)

12) CoreText

 フォントファイルの処理にメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のあるフォントファイルを処理することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-5755, CVE-2015-5761)

13) DiskImages

 不正な DMG イメージを解析する際にメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のある DMG ファイルを処理することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-3800)

14) FontParser

 フォントファイルの処理にメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のあるフォントファイルを処理することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-3804, CVE-2015-5756, CVE-2015-5775)

15) ImageIO

 .tiff ファイルの処理にメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のある .tiff ファイルを処理することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-5758)

16) ImageIO

 ImageIO の PNG イメージの取り扱いに初期化されていないメモリへのアクセスが存在することが原因で、悪意のある Web サイトを閲覧することでプロセスメモリを開示する脆弱性。(CVE-2015-5781)

17) ImageIO

 ImageIO の TIFF イメージの取り扱いに初期化されていないメモリへのアクセスが存在することが原因で、悪意のある Web サイトを閲覧することでプロセスメモリを開示する脆弱性。(CVE-2015-5782)

18) IOKit

 不正な plist の処理にメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のある plist を解析することでアプリケーションが異常終了したり、管理者権限で任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-2015-3776)

19) IOHIDFamily

 IOHIDFamily にバッファフローの欠陥が存在することが原因で、ローカルのユーザが管理者権限で任意のコードを実行できる脆弱性。(CVE-2015-5774)

20) Kernel

 カーネルメモリのレイアウトの開示を導く mach_port_space_info インターフェースに欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションがカーネルメモリのレイアウトを決定できる脆弱性。(CVE-2015-3766)

21) Kernel

 IOKit 関数の取り扱いに整数オーバーフローの欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションが管理者権限で任意のコードを実行できる脆弱性。(CVE-2015-3768)

22) Libc

 TRE ライブラリにメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のある正規表現を処理するが原因で、悪意のある正規表現を処理させることでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-3796, CVE-2015-2015-3797, CVE-2015-3798)

23) Libinfo

 AF_INET6 ソケットの取り扱いにメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、リモートの攻撃者がアプリケーションを異常終了させたり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-5776)

24) libpthread

 syscall の取り扱いにメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションが管理者権限で任意のコードを実行できる脆弱性。(CVE-2015-5757)

25) libxml2

 XML ファイルの解析にメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のある XML ドキュメントを解析することでユーザ情報の開示に導く脆弱性。(CVE-2015-3807)

26) libxml2

 libxml2 の 2.9.2 以前のバージョンに複数の脆弱性が存在することが原因で、リモートの攻撃者にサービス拒否を起こされる脆弱性。(CVE-2012-6685, CVE-2014-0191,CVE-2014-3660)

27) libxpc

 不正な XPC メッセージの取り扱いにメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションが管理者権限で任意のコードを実行する脆弱性。(CVE-2015-3795)

28) Location Framework

 シンボリックリンクの欠陥が原因で、ローカルのユーザがファイルシステムの保護された部分を変更できる脆弱性。(CVE-2015-3759)

29) MobileInstallation

 ユニバーサル提供するプロファイルのアプリのインストール処理に欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションが他のアプリのための拡張を置き換えることができる脆弱性。(CVE-2015-5770)

30) MSVDX Driver

 サービス拒否の欠陥が存在することが原因で、悪意のあるビデオを観賞することでシステムの異常終了を導く脆弱性。(CVE-2015-5769)

31) Office Viewer

 XML ファイルの解析に外部エンティティ参照の欠陥が存在することが原因で、悪意のある XML ファイルを解析することでユーザ情報を開示する脆弱性。(CVE-2015-3784)

32) QL Office

 オフィスドキュメントの解析にメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のあるオフィスドキュメントを解析することでシステムが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-5773)

33) Safari

 悪意のある Web サイトが他のサイトを開き、ユーザに問い合わせることなしにユーザの入力を促すことができることが原因で、悪意のある Web サイトを閲覧することで、ユーザ・インターフェースのなりすましができる脆弱性。(CVE-2015-3729)

34) Sandbox_profiles

 サードパーティアプリのサンドボックスに欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリが他のアプリの管理された優先権を読むことができる脆弱性。(CVE-2015-5749)

35) UIKit WebView

 WebViews を持つ FaceTime URL の解析に欠陥が存在することが原因で、悪意のあるアプリケーションがユーザ認証なしに FaceTime 呼び出しを開始できる脆弱性。(CVE-2015-3758)

36) WebKit

 WebKit に複数のメモリ破壊の欠陥が存在することが原因で、悪意のある Web サイトを閲覧することでシステムが異常終了したり任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2015-3730, CVE-2015-3731, CVE-2015-3732, CVE-2015-3733, CVE-2015-3734,  CVE-2015-3735, CVE-2015-3736, CVE-2015-3737, CVE-2015-3738, CVE-2015-3739, CVE-2015-3740, CVE-2015-3741, CVE-2015-3742, CVE-2015-3743, CVE-2015-3744, CVE-2015-3745, CVE-2015-3746, CVE-2015-3747, CVE-2015-3748, CVE-2015-3749)

37) Web

 不正な URL へのナビゲートが悪意のある Web サイトに任意の URL を表示することを許すことが原因で、悪意のある Web サイトを閲覧することで、ユーザ・インターフェースのなりすましができる脆弱性。(CVE-2015-3755)

38) WebKit

 data:image リソースにリダイレクトされた URL を通してフェッチされたイメージがこっそり脱出されるクロスオリジンを持つことが原因で、悪意のある Web サイトがイメージデータのクロスオリジンをこっそり脱出する脆弱性。(CVE-2015-3753)

39) WebKit

 HTTP Strict Transport Security (HSTS) の保有者でない Content Security Policy レポートに欠陥が存在することが原因で、悪意のある Web サイトが HTTP Strict Transport Security 下でオリジンにプレーンテキストの要求を実行できる。(CVE-2015-3750)

40) WebKit

 タップのイベントから人口のクリックを生成する方法に欠陥が存在することが原因で、悪意のある Web サイトが他のページの人工的なクリックをタップのイベントから生成する脆弱性。(CVE-5759)

41) WebKit

 クッキーに Content Security Policy のレポート要求を加える方法に2つの欠陥があることが原因で、Content Security Policy レポート要求がクッキーをリークできる脆弱性。(CVE-2015-3752)

42) WebKit

 Content Secuirity Policy の命令のエレメン検証にネストしているビデオ制御を持つ Web サイトに欠陥が存在することが原因で、画像が Web サイトをロードできる脆弱性。(CVE-2015-3751)

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