2011年3月22日火曜日

Mac OS X v10.6.7 のセキュリティアップデート

About the security content of Mac OS X v10.6.7 and Security Update 2011-001

http://support.apple.com/kb/HT4581

上記 URL の Mac OS X のセキュリティアップデートの翻訳

1) AirPort
 Wi-Fi フレームの取り扱いにおいてゼロ除算が発生することが原因で、Wi-Fi 接続した際に同一ネットワークからシステムをリセットされる脆弱性。(CVE-2011-0172)

2) Apache
 Apache 2.2.15 の複数の脆弱性。(CVE-2010-1452, CVE-2010-2068)

3) AppleScript
 AppleScript Studio の一般ダイアログコマンドにおける書式指定文字列の問題が存在することが原因で、ダイアログを経由して信頼できない入力を許すことでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-0173)

4) ATS
 OpenType フォントの取り扱いにおいてヒープオーバーフローが発生することが原因で、細工された埋め込みフォントを含むドキュメントを表示したりダウンロードすることで任意のコードを実行される脆弱性。(CVE-2011-0174)

5) ATS
 TrueType フォントの取り扱いにおいて複数のバッファオーバーフローが発生することが原因で、細工された埋め込みフォントを含むドキュメントを表示したりダウンロードすることで任意のコードを実行される脆弱性。(CVE-2011-0175)

6) ATS
 Type 1 フォントの取り扱いにおいて複数のバッファオーバーフローが発生することが原因で、細工された埋め込みフォントを含むドキュメントを表示したりダウンロードすることで任意のコードを実行される脆弱性。(CVE-2011-0176)

7) ATS
 STNT テーブルの取り扱いにおいて複数のバッファオーバーフローが発生することが原因で、細工された埋め込みフォントを含むドキュメントを表示したりダウンロードすることで任意のコードを実行される脆弱性。(CVE-2011-0177)

8) bzip2
 bzip2 圧縮ファイルの取り扱いにおいて整数オーバーフローが発生することが原因で、bzip2 ファイルを解凍するために bzip2 か bunzip2 コマンドを用いることでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2010-0405)

9) CarbonCore
 FSFindFolder() を kTemporaryFolderType フラグ付きで使用するときに誰でも読み込み可能なディレクトリを返すことが原因で、情報を漏洩する脆弱性。(CVE-2011-0178)

10) ClamAV
 ClamAV に関する欠陥が原因で、任意のコードを実行されるなど複数の脆弱性。(CVE-2010-0405, CVE-2010-434, CVE-2010-4260, CVE-2010-4261, CVE-2010-4479)

11) CoreText
 CoreText がフォントファイルを取り扱う際にメモリ破壊が発生することが原因で、細工した埋め込みフォントを含むドキュメントを表示したりダウンロードすることで任意のコードを実行される脆弱性。(CVE-2011-0179)

12) File Quarantine
 OSX.OpinionSpy 定義が File Quarantin を持つマルウェアチェックを追加された。

13) HFS
 F_READBOOTSTRAP ioctl の取り扱いにおいて整数オーバーフローが発生することが原因で、ローカルから HFS、HFS+、HFS+J ファイルシステムから任意のファイルを読み込まれる脆弱性。(CVE-2011-0180)

14) ImageIO
 細工された Web サイトを閲覧することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行される脆弱性。(CVE-2011-0170)

15) ImageIO
 ImageIO が XBM 画像を取り扱う際に整数オーバーフローが発生することが原因で、細工された XBM 画像を表示することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-0181)

16) ImageIO
 libTIFF が JPEG 画像を取り扱う際にバッファオーバーフローが発生することが原因で、細工された JPEG 画像を表示することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-0191)

17) ImageIO
 libTIFF が CCITT Group 4 エンコードされた TIFF 画像を取り扱う際にバッファオーバーフローが発生することが原因で、細工された TIFF 画像を表示することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-0192)

18) ImageIO
 ImageIO が JPEG エンコードされた TIFF 画像を取り扱う際に整数オーバーフローが発生することが原因で、細工された TIFF 画像を表示することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-0194)

19) Image RAW
 Image RAW が Canon RAW 画像を取り扱う際に複数のバッファフローが発生することが原因で、細工された Canon RAW 画像を表示することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-0193)

20) Installer
 Install Helper の URL 処理の欠陥が原因で、エージェントのインストーラをユーザがログインしているときに任意のサーバとの接続するを導く脆弱性。(CVE-2011-0190)

21) Kerberos
 MIT Kerberos 5 における暗号化に関する複数の脆弱性。(CVE-2010-1323, CVE-2010-1324, CVE-2010-4020, CVE-2010-4021)

22) Kernel
 i386_set_ldt システムコールの call ゲートの取り扱いにおいて権限チェックの欠陥が原因で、ローカルからシステム権限で任意のコードを実行される脆弱性。(CVE-2011-0182)

23) Libinfo
 Libinfo の NFS RPC パケットの取り扱いにおいて整数切捨て処理の欠陥が原因で、リモートから lockd, statd, mountd, portmap のような NFS RPC サービスを反応なし状態にされる脆弱性。(CVE-2011-0183)

24) libxml
 libxml の XPath の取り扱いにおいてメモリ破壊が発生することが原因で、細工された Web サイトを閲覧することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-4008)

25) libxml
 libxml の XPath 式の取り扱いにおいて二重解放が発生することが原因で、細工された Web サイトを閲覧することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2010-4494)

26) Mailman
 Mailman 2 に関する複数のクロスサイトスクリプテイング攻撃を受ける脆弱性。(CVE-2010-3089)

27) PHP
 PHP 5.3.3 に関する脆弱性。(CVE-2006-7243, CVE-2010-2950, CVE-2010-3709, CVE-2010-3710, CVE-2010-3870, CVE-2010-4150, CVE-2010-4409)

28) PHP
 PHP 5.2.14 に関する脆弱性。(CVE-2010-3436, CVE-2010-3709, CVE-2010-4150)

29) QuickLook
 QuickLook が Excel ファイルを取り扱う際にメモリ破壊が発生することが原因で、細工された Excel ファイルをダウンロードすることでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-0184)

30) QuickLook
 QuickLook が Microsoft Office ファイルを取り扱う際にメモリ破壊が発生することが原因で、細工された Microsoft Office ファイルをダウンロードすることでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-1417)

31) QuickTime
 QuickTime が JPEG2000 画像を取り扱う際に複数のメモリ破壊が発生することが原因で、QuickTime で細工された JPEG2000 画像を表示させることでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-086)

32) QuicTime
 QuickTime が動画ファイルを取り扱う際に整数オーバーフローが発生することが原因で、細工された動画ファイルを表示させることでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2010-4009)

33) QuickTime
 QuickTime が FlashPix 画像を取り扱う際にメモリ破壊が発生することが原因で、細工された FlashPix 画像を表示させることでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2010-3801)

34) QuickTime
 QuickTime のプラグインがクロスオリジンリアリダイレクトを取り扱う際にクロスオリジンの欠陥が発生することが原因で、細工された Web サイトを閲覧することで他のサイトから動画データを漏洩される脆弱性。(CVE-2011-0187)

35) QuickTime
 QuickTime が QTVR (QuickTime Virtual Reality) 動画ファイルのパノラマ atom を取り扱う際にメモリ破壊が発生することが原因で、細工された QTVR 動画ファイルを表示することでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2010-3802)

36) Ruby
 Ruby の BigDecimal クラスの整数切捨て問題が原因で、BigDecimal オブジェクトを生成するために信頼できない入力を用いて Ruby スクリプトを実行されることでアプリケーションが異常終了したり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2011-0188)

37) Samba
 Samba が Windows セキュリティ ID を取り扱う際にスタックオーバーフローが発生することが原因で、SMB ファイル共有が有効な時にリモートからサービス不能状態を引き起こされたり、任意のコードを実行されたりする脆弱性。(CVE-2010-3069)

38) Subversion
 初期値でない "SVNPathAuthz short_circuit" mod_dav_svn 設定を使用するSubversion サーバが認証されていないユーザにリポジトリの一部分へのアクセスを許す脆弱性。(CVE-2010-3315)

39) Terminal
 ssh が端末の "New Remote Connection" ダイアログに使用されるときに 初期値のプロトコルバージョンとして SSH バージョン 1 が選択される脆弱性。(CVE-2011-0189)

40) X11
 FreeType の複数の欠陥が原因で、細工さえたフォントを処理することで任意のコードを実行される脆弱性。(CVE-2010-3814, CVE-2010-3855)

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